アメリカ人ソフトウェアエンジニアとデート

 

前回の続き。

digitalbeeb.hatenablog.com

年収にして1800万を稼ぎ出すDanは、Earn it hard, spend it hard（たくさん稼ぎ、たくさん使う）な人なんだけど……

私と会うとき、待ち合わせしたバーはクレジットが使えないことを伝えたら、「やばい、今僕クレジットカードしかないよ！現金もってない！」（これはアメリカ人観光客あるある）と、遅れると言う。私が「別にいいよ。じゃあ私が払うよ。」と提案したにもかかわらず、「だめだよ。５分待っててくれ！」というので、一人飲みながら待っていた。

 

「ATMついた！５分で行くからね！」
「はーい。先に始めちゃったよ。」
「もちろんいいよ（笑）。って…なぜだ！お金がおろせない！オーマイガッ。マジで僕ただのバカ野郎みたいだよ！」

 

お金がおろせなかった理由は、限度額設定のミスと後から判明し、無事におろせたそうだけど、とりあえずこれ以上待たせるのはよくないと判断したらしくバーに現れた。そして結局、いわゆる「む〜〜〜っちゃいい感じ」のルーフトップバーで年収1/3以下の私に酒を奢られるという（彼的には）失態に。「なんで京都のバーってカード使えないんだよ〜〜〜〜！レストランでは使えたのに！」と激しく嘆いていた。アメリカはカード社会なので、カードが使えないなんてことはあり得ない。彼は、前もってカードを使えるか私に聞いてきたけど、アメリカ人のなかには当然使えるものと思って飲食したあと青ざめる、なんて人もいるのが現実。Danも、普段は現金を一切持ち歩かないらしい。

 

 「女の子に奢らせるなんて…、アメリカの女の子だったらふざけんなって言われて蹴り出される事案なんだけど。日本では大丈夫なの、アキ？」
と素朴な疑問を投げかけてきて、
「あはは。残念ながら日本でもNGやな！」
と答えたらがっくりしてた。

 

別にデートを期待してないからいいんだよ、よしよし〜元気をお出し〜、と励ますつもりでいったら更にがっくりされる（笑）。私は、彼にとってはデートだったのか、ということにビックリしてたんだけど。会う前に、ワンナイトスタンドはしないし友達が欲しいだけだからね〜とはっきり言っていたので、普通に飲むテンションで行ってしまった。

 

まぁでもよっぽど好印象だったんでしょう。

サンフランシスコから来て、英語が通じる黒髪でエキゾチックな女がにこやかに話を聞いてくれて、しかも自分の仕事（テクノロジー）に興味を持ってるときたら、、、、旅のテンションもあるしそりゃ気持ちが盛り上がるよね。

 

バーを出たあとのエレベーターの中で二人きりになったとき、「ねぇ、今キスしたいって言ったら、日本ではどう？失礼なの？」と聞かれ、どうしようかなと思ってニッコリ笑っていたら、イエスと受け取られ、ギューっと抱きしめられてちゅっとキスされてしまった。スキを見せちゃったぜ…てへへ。優しくて、すてきなキスだった。身長が190cmもあるのだけど、少しぽっちゃりしている彼のくちびるは柔らかかった。アメリカでは、それまでのボディランゲージでなんとなくOKかどうかわかるから、何も言わずに情熱的にムチューっとやるんだけど、と。確かに私OKサインもNGサインも出してなかったね…ただの飲みテンションだもん！

 

しかしエレベーターの中でキス、映画やドラマの中ではよく見たものだけど、本当にされることがあるとはねぇ。しみじみ。映画のように、がしっ！むちゅー！って感じかと思いきや、ちゅっとついばむようなキスだった。私に気を使ったんだろうか…気配りができる男は好みだ。

 

彼には、私にとって普通の会話がとにかく興味深かったよう。トイレに行こうとなり、私が「先に入っていい？」と聞いたら「当然だよ！」と言われ入ったんだけど、私が出てきたとき軽く私のほうを差して「ちょっと質問がある。すぐ戻るからね。」と言い残して入っていった。なんじゃ？と詳しく聞いてみたら「今、きみ、先に入っていいか聞いただろ？それってアメリカではありえない。女の子が先に入るのは当然だし、聞かれることもないよ。日本だとそういうものなの？！」と言う。「え〜？まぁ、普通だよ。だって男の子のほうが私よりトイレに行きたかったらどうするの？漏らすわけにもいかないじゃない。」と答えたら、爆笑してた。

その後川沿いで二人で再乾杯、イチャイチャ→お持ち帰りして色々したあと（ピーーで省略。ご想像におまかせします）添い寝する結果に。

最初からコケちゃったから、絶対にリベンジする！I wanna fix it!（ミスを取り返したい！）とか言ってたけど、次に会うのは一体いつのことやら？そのあともなんとなくのsexting（ご自身でお調べください）は続いています…。

Let's see.