GEMS

石ころも磨けば宝石

セクスティングとパーツ写真-2枚目

Danから返事が来た。

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実はその日、一日いろいろとやりとりをしていた。もうアメリカに帰ったのかなと思っていたけど、まだ日本にいるらしい。

 

-まだ日本?いつ帰るの?

-ああ、まだいるよ。

-どこ?

-〇〇

-ハハハ、今夜実はそこに行こうとしてたよ。でも泊まらせてもらう予定だった友達に急きょ用事ができて、キャンセルされたの。

-そうか。でも君が来ていたとしても、会う時間は作れなかったな。一日中、一緒に来てる友達といろいろプランがあるんだ。もし君が来ていたら、僕が明日の夜泊まるホテルに来てもらわなきゃいけなかったよ。それなら、早朝のフライトで帰るまで一緒にいられた。…で?もし今僕が君の隣にいたとしたら、きれいな色のペニスに何をしてくれたの?

・・・キタ!やっぱり、褒められるのは悪い気分じゃないのね(笑)。

さて、どうしようか、と思ったその瞬間、ワクワクしている自分に気づいた。なぜって、Sextingをしたことがないのだ。してみたいとも思っていなかったけれど、実際に自分がこの場所に踏み込んでみると、してはいけないことをしている気持ちが、心臓と脳に直接訴えかけてきた。どきどきした。この時の私を誰かが見ていたら、あのひと、何をにやにやしているんだろうと思ったんじゃないかな。前の彼氏はニューヨーカーだったけれど、そういう趣味は持ち合わせていなかった。まぁ、一緒に住んでいたしね。このメールが来たのは夕方。考えに考えたけれど、私も友人と予定があり、witty(気の利いた)返事ができる気がしなかったので、そっとメールを閉じた。でも、そのあともずっとこのメールについて考えてしまっていた。

 

次の日はお休みだった。Danのメールはまだ私の頭にこびりついたまま。友人と話していても、食事をしていても、映画を見ていても、そのことについて考えてしまう。観念して、返事を打とう。思いっきり流れに乗ってやれ、と心を決める。

 

-そうね…もし今あなたがここにいたら、存分に味わうことにしてたわ。口と手でゆっくりと。もうこれ以上むりだってあなたが感じるまで焦らすの。それが一番楽しいところだからね。それから、思いっきり出せるようにしてたわね。

 

やりすぎかな、ちょっと・・・恥ずかしいかもしれない。Sextingって難しい。相手の様子がわからないし。そもそもDanのことよく知らないからね。この返事で彼は満足するのかしら?何をどうしてほしいんだろう。はっきりと言ってくれたほうが楽だな。ああして、こうしてって直接言ってもらったほうが。でも、できればこのSextingは続けてみたい。このやりとりがひと段落したら、Danに電話をして、これってどうなの?何を考えていたの?心理的にどう作用するの??と、聞いてみたかった。

 

う~ん、、、と考えていたそのとき、前のメールにクリップのマークがついていることに気づいた。添付ファイルがあるということだ。

 

・・・それは、なんと動画だった。彼の手が、彼自身を触っている。頭をカメラに向けるよう、見せつけるような手の動きをしていた。本当に自慢なのね。私はまた苦笑。でも、びっくりするぐらい、脈打っていた。このブログでは嘘をつかないことにしようと思ってる。だから正直に書く。見たものには一切心が動かなかったけれど、私のことを思ってこうなったのかと考えたそのとき、とても、興奮した。おへその下のあたりがぐっと反応するのを感じた。

 

一般化はしたくないけど、ここが、女性と男性で違うところなんじゃないだろうか。多くの男性は、見たもののビジュアルに興奮すると言う。胸が揺れ動いている動画を見たとき、それが誰であろうと、とにかくむらっとする、んだよね?でも、私は、この映像の裏にある感情に欲情したのだ。この動画を撮った瞬間、君がほしいと思っているDanの気持ち。セックスをしているときのことを思い出すと、あれは本当に自分だったのかな?と思う瞬間が誰にでもあると思う。なんていうんだろう、なにかスイッチが入っている感じ。いつもならこんなこと言わない。いつもならこんなことしないのに。ということも、考えすらせずに行動にうつしてしまう。あとから思い出せば後悔することも、褒めちぎりたくなることもあるけど、私はその行為が好きなのではなく、あの没頭する感覚が、たまに無性に恋しくなる。きっとDanもそんな状態だったんじゃないか。

 

動画が終わった瞬間も、そんな感じだった。さっきまで考えていた、どうしようか、は消え去り、気づいたときにはもう送信ボタンを押していた。おへその下は、もちろんうずいている。